ウェブサイトを公開するには設定必須!DNS:ネームサーバーとは?

こんにちは、初めての登場です。5月からウェブ制作や更新作業を担当しています、Mです。Web関係の仕事を始めて5年以上経つんですが、学校でちゃんと勉強してきたわけでもなく、仕事で必要な部分だけ独学で勉強したため、ところどころ大事な所が抜けてしまっているのが私の悩みです。それで先日もDNSという単語につまずいてしまいました。ウェブのお仕事をする人ならほとんどの人が知っている基本単語「DNS」。DNSって何?今回はこのDNSとは何かについて説明してみたいと思います。

まず、DNS とはDomain Name Systemの略でネームサーバーと呼ばれています。

そして一言で説明すると、ネームサーバーとはインターネット通信時に、「IPアドレス」と「ドメイン名」を結びつけているサーバーのことです。

よく分かりませんね?それに「IPアドレス」って何?「ドメイン名」って何?という方。まずはそこから説明しましょう。

IPアドレス(例: 192.168.1.1)とは

まず、IPアドレスとは、インターネット上でデバイス同士がコミュニケーションを取るための住所のようなものです。IPアドレスは、デバイスがインターネット上で他のデバイスと通信する際に、送信元と宛先を識別するのに使用されます。Webサイトにアクセスしたり、電子メールを送受信したりする際に、データが正しい宛先に到達するためにIPアドレスが利用されます。

それぞれのデバイスには、通信するための特別な数字の組み合わせがあります。この数字を使って、データや情報が正しい場所に送られたり受け取られたりします。例えば、手紙を送る際には宛先の住所を書くように、デバイスもIPアドレスを使って通信先を特定します。IPアドレスは、通常次のような形式の数字の組み合わせです(IPv4の場合):例: 192.168.1.1

ドメイン名(例: www.example.com)とは

次にドメイン名について説明します。ドメイン名もIPアドレスのように、ウェブサイトやインターネット上の場所を指し示すアドレスのようなものです。IPアドレス(コンピューターの番号)の代わりに、人が覚えやすい言葉や名前を使って、特定のウェブサイトやリソースにアクセスできるようになるものです。例えば、ウェブサイトの住所が数字の羅列(IPアドレス)だったら難しいですが、代わりに「www.example.com」といったドメイン名を使うことで、簡単にウェブサイトに行くことができます。

ネームサーバーとは

さて、再度ネームサーバーの説明です。初めに書いたように「ネームサーバーとはインターネット通信時に、「IPアドレス」と「ドメイン名」を結びつけているサーバーのこと」です。ネームサーバーは、インターネット上の「住所帳」のようなものです。ウェブサイトの名前(例: www.example.com)を入力すると、ネームサーバーはその名前をコンピューターが理解できる「番号」(IPアドレス)に変換してくれます。これにより、コンピューターは正しい場所に行ってウェブサイトを見ることができるのです。

私たちがウェブブラウザを使用して特定のウェブサイトにアクセスしようとするとき、そのウェブサイトの名前(例: www.example.com)を入力します。しかし、実際にデータを送受信する際には、コンピューターはIPアドレスを使用します。ここでネームサーバーが登場します。

ネームサーバーは、ウェブサイトの名前とそれに対応するIPアドレスの対応関係を保管しており、ユーザーがウェブサイトにアクセスしようとすると、ネームサーバーはそのウェブサイトの名前を受け取り、対応するIPアドレスを見つけて返します。これにより、コンピューターは正しい場所にデータを送信し、ウェブページを表示できるのです。

例えば、あなたが「www.example.com」にアクセスしたいと思った場合、コンピューターはまずインターネット上の特定のネームサーバーに問い合わせを行います。そのネームサーバーは「www.example.com」に対応するIPアドレスを知っていれば、それを返してくれます。知らない場合は、上位のネームサーバーに問い合わせを繰り返し、最終的に正しいIPアドレスを見つけて返してくれます。

要するに、ネームサーバーはインターネット上で名前とアドレスの変換を担当し、我々がわかりやすくウェブサイトにアクセスできるようにサポートしている重要な役割を果たしています。

DNS(Domain Name System)レコードとは?

ネームサーバーに格納されているドメイン名とその関連するリソース(主にIPアドレスやメールサーバーなど)を関連付けるための情報をDNSレコードと言います。

人間が覚えやすいドメイン名をコンピューターが理解できるIPアドレスに変換するために使用されます。

DNSレコードは、特定のドメイン名に関する情報を提供するために、ドメイン名システム(DNS)によって使用されます。これにより、Webブラウジングや電子メール送信などのインターネットサービスが可能になります。

いくつかの一般的なDNSレコードには以下の種類があります:

1.Aレコード(Address Record): ドメイン名をIPv4アドレスに関連付けるためのレコードです。例えば、”www.example.com”をIPアドレス”192.168.1.1″に関連付けます。

2.AAAAレコード(IPv6 Address Record): ドメイン名をIPv6アドレスに関連付けるためのレコードです。IPv6はIPv4の後継プロトコルであり、より広範なIPアドレスをサポートします。

3.CNAMEレコード(Canonical Name Record): ウェブサイトの別名を設定するのに使います。例えば、「www」を「web」に関連付けて短縮したりできます。

4.MXレコード(Mail Exchange Record): メールの宛先サーバーを指定します。メールを送るとき、どのサーバーに送るべきかを教えてくれます。

5.TXTレコード(Text Record): 追加情報を提供します。認証やセキュリティ関連情報、ウェブサイトの所有者についての情報を含むことがあります。

6.NSレコード(Name Server Record): ウェブサイトの住所帳を管理するサーバーを示します。どのサーバーがドメインの住所帳を持っているかを指定します。

これらのレコードは、DNSのネームサーバーによって管理され、インターネット上で正しい住所にアクセスするために重要な役割を果たしています。

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