オンライン配信の現場より

こんにちは。株式会社システムクリエイトのWEBプランナー、チヨ子です。
コロナ禍で新たな発表の場として登場したオンライン配信。密を回避し、自宅などのプライベートな場所で安心して楽しめることからそのスタイルは定着しつつあると言えるでしょう。
出演者の汗まで見える、会場より臨場感あふれる発表会。
オンラインならではの演出を加えた価値あるコンサート。
物理的距離という問題から解放された新しい働き方。
弊社ではこのような用途でオンライン配信をされるお客様のお手伝いをしております。

オンライン配信の需要

学校行事のライブ配信

さて、私の子供たちが通う園・学校でも参観や発表会などのイベントへの保護者の参加が難しい状況が続いております。学校により対応は様々だと思いますが、私の経験では小学校の参観は行事自体が中止、運動会は保護者2名までの参加、幼稚園の発表会は保護者1名のみ参加が許可されました。感染症拡大防止のため仕方がないこととはいえ、我が子の活動の様子を見る機会が減ってしまうのは寂しいものです。特に幼稚園の発表会には夫婦で観覧したい家庭も多いでしょうから、会場に入れないならせめてインターネットで配信してほしい!という声が周りでは多く上がっていました。
そんな中、とある府立高校の体育祭でオンライン配信のお仕事をさせて頂く機会がありました。高校の広いグラウンドで朝の開会宣言から始まり、夕方の表彰式まで、楽しそうに競技に取り組み、汗を流し、精一杯応援する生徒さんたちの姿を、現場に来られない保護者の方に代わってしっかり撮影、配信しました。
野外ライブで使用する大型スピーカーから流れる音楽がさらに場を盛り上げ、先生の話を聞く生徒さんひとりひとりの表情、全員を自分の子供だと思ってゆっくり映しました。恥ずかしそうにマイクに向かう放送部員、本気で応援する担任の先生の姿、リレーでは第一走者を追うカメラと上空から撮影するドローンカメラ、ゴールで待ち受けるカメラと切り替えながらの迫力ある配信はオリンピック中継さながらでした。

代替以上の新たな価値

配信している自分たちが楽しみ、納得のいく配信ができているときは視聴者の満足度も高く、配信中の視聴者数が一定数から減少しません(つまり、途中で視聴をやめないでずっと見ている人が多い)。これは複数のカメラを使用して画面を切り替え、見たいところが見える、聞きたい音が聞こえる配信だからです。そのために私たちは配信開始前から会場全体を把握し、人の動きを見て、常にインカムで連絡を取りながら細かい調整をしつつ配信を行っています。
グラウンドなどの広い会場では「自分の子が見つけられなかった」なんていうこともよくあります。それでも同じ時間に同じ場を共有するのが一番ですが、現場以上によく見える、よく聞こえる臨場感のある動画、そしてそれをあとから出演者も一緒に振り返ることができるなど、単なるリアルイベントの代替ではなくオンライン配信ならではの別の価値があると私は考えています。コロナ後もイベントの開催はリアルとオンライン配信のハイブリットがスタンダードとなっていくのではないでしょうか。

オンライン配信の可能性

もうひとつオンライン配信の事例をご紹介させてください。私が趣味で所属する吹奏楽団のコンサートです。結成10周年の節目となるコンサートでしたがコロナの影響で2度延期になり、団員悲願の開催でした。2度の延期を受け、今回こそは無観客でも開催するしかないという事情もありオンライン配信の準備をし、結果的には観客を入れながらのオンライン配信というハイブリッドスタイルで開催することができました。
コンサート当日やむなく自宅待機していた団員からは出演できず悔しかったが配信を見られて良かったという声を聞き、出演した団員からは普段はコンサートに誘うことが出来ない実家の家族や遠くにいる友人にリアルタイムで観てもらえたという喜びの声が多く届きました。録画ではなく、同じ時間を共有できたことが心の距離を縮めます。
帰省もままならない昨今、オンライン配信というツールが希薄になってしまった人間関係をもう一度繋いでくれる可能性もあるのではないでしょうか。
日々進化する最新技術を取り入れ成長し続ける弊社の配信技術で、ライブ感あふれる高品質な配信をお約束します。

WEBプランナー チヨ子

その他の記事